脊柱側湾症・脊椎側湾症 実例 17
調整前 調整後
2012年5月側湾症と姿勢全般のご相談で来院
した小学4年女子Tちゃん。
側湾症と指摘された当初25度との診断。
コルセット使用により5度まで改善された。
使用を止め、姿勢の為にとクラッシックバレエも
習い始めるが、再び湾曲し15.5度に。
立位では、腰の反りが強く
腹部が大きく突き出た状態。
膝の過伸展も強く、上半身が大きく左に横ズレしていた。
かなりの前重心の為、下半身の筋肉が異常に張っていた。
初回、頭部に大きなマス目の歪みがあり、調整。
腰の反りが半減、それに伴い重心も中央に。
Tちゃん、出産時、骨盤底に頭頂部が
あたっていた時間が長かったとの事。
その後、頭部や仙骨等3回の調整を行う。
5月に来院した時点で15.5度だった湾曲が
3ヶ月後の8月末に撮ったレントゲンでは
何と0.7度にまで変化。
身長も6センチも伸びた。
通常、身長の伸びと共に湾曲が進行しやすいので、
医師にも大変驚かれた。
全体のバランスが良くなってきて、
重心位置が前後左右とも中心に寄ってきた事で、
初回の脚の異常な張りも緩み、脚まで細くなった。
Tちゃんの場合、上半身に筋肉の拘束がまだ少なく、
骨の変形が固まる前だった事から
背骨が柔軟に対応し側湾症が改善したと思われる。
年齢や、筋肉の硬さ、固まり具合などで
身体の変化は大きく違うが、
やはり、なるべくなら早い段階で調整を行う方が
より変化が期待出来ると思われる症例です。
今後は更なる安定と、
しっかりした姿勢がとれる身体を目指し
調整を継続中。